【結果】ディアナ5・22北沢 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】ディアナ5・22北沢

『下北沢の戦い~六~』
◆5月22日(火)東京・北沢タウンホール(18:30)
観衆45人


▽ジャガー横田親子と遊ぶコーナー


 ジャガーの呼びかけで参加希望の子どもたちがリングイン。前転、ロープワークなどに続き、卍固めにもチャレンジした。


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▼3WAYマッチ 20分1本勝負
 井上京子(9分57秒/ラリアット→体固め)ピヨタマスク
※もう1人はマスク・ド・サン


 ピヨタマスクのとぼけたファイトに笑いをこらえる京子。京子がサンをパワーボムで叩きつけるが、カットに入ったピヨタマスクはウラカンラナで京子を丸め込む。これを凌いだ京子がラリアットでピヨタマスクを仕留めた。


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▼15分1本勝負
 Sareee(時間切れ引き分け)小松奈央


 2日前に行なわれたOZアカデミー新宿大会で敗れているSareeeは、小松の差し出した手を振り払って握手を拒否。互いに手数が多く消耗戦の様相となる中、小松がコーナー2段目からのボディープレス。しかし最上段からのボディープレスを自爆させたSareeeはミサイルキックの連打からジャックナイフで押さえ込むが、小松はカウント2でクリア。小松が最上段からのボディープレスを成功させるが、Sareeeも3カウントを許さず時間切れに。Sareeeは試合後も握手を拒否した。


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▼45分3本勝負
 ジャガー横田&伊藤薫(2-1)下田美馬&青野敬子
 [1]伊藤(11分18秒/ダイビング・フットスタンプ→体固め)下田
 [2]下田(0分29秒/スクールボーイ)伊藤
 [3]ジャガー(2分48秒/雪崩式フランケンシュタイナー→片エビ固め)青野


 下田と青野を2人まとめてブレーンバスターで投げつけた伊藤は場外へのスライディングキック、パワーボムで下田を追い込む。ジャガーがコーナーから前転してのカカト落としでアシストすると、伊藤が下田にライガーボム。最後はコーナーからのフットスタンプを突き刺して1本目を先取。しかし下田が伊藤を丸め込みで秒殺して1-1のイーブンに。コーナーで大きく手を上げてアピールしたジャガーが雪崩式フランケンシュタイナーで青野を仕留め、ジャガー&伊藤組が勝利した。


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▼8選手参加バトルロイヤル
 伊藤(5分23秒/堀田祐美子の乱入→無効試合)Sareee
※退場順…サン、ピヨタマスク、ジャガー、青野、京子、下田


 伊藤とSareeeが2人残りとなり、伊藤がライガーボムで叩きつけたところで堀田が奥田と沙耶を引き連れて乱入。チェーンで伊藤を襲撃すると、そのまま場外戦に突入。すぐさま試合終了のゴングが打ち鳴らされるが、選手たちは場外で激しくやり合った。


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▽試合後のマイク


 堀田「おい! こんな生ぬるいこと(バトルロイヤル)してんじゃねぇよ! オマエら“本物”だろ?」


 伊藤「オマエがニセモノなんだよ!」


 堀田「おい、川崎のまだ決着がついてねぇんだぞ。やる気あんのか!?」


 伊藤「オマエらどこでも出てくんじゃねぇよ! レイナ退団だと? なんでディアナに来たんだよ。オマエが出て本物だと思ったんじゃねぇのかよ? 入りたいんだったら“入らせてください”って土下座しろコラ(再び乱闘となるが京子が止める)」


 京子「待て! やめろ! 1つだけ言わせて。ディアナはしっかり練習した選手しか上がれないんだよ。フリーは上がれない。どんだけお客さん楽しみにしてるかわからないけど…フリーの選手は上げれないんだよ。悪いけどこの神聖なリング、ディアナを荒らさないでもらいたい。帰ってくれ!!」


 堀田「それがオマエの答えかよ。そんなことやってるからつまんねえんじゃねぇのかよ!? 受け入れる気持ちがねぇのかよ?」


 伊藤「私は逃げも隠れもしねぇんだよ!」


 京子「堀田さん! フリーは上がれないんだ。帰ってくれ!」


 堀田「入ってやるよ、そしたら。3人まとめて入ってやるよ! オマエらがホントにやる気があんだったらな、入れてみろよ! ここで勝負しようじゃないかよ。どうなんだよ、なぁみんな!(客席から拍手)オマエ、そのかわりタダじゃおかねぇぞ(堀田らが退場)」


 京子「(客席に向かって)今の拍手、なんの拍手かわからないけど…。とにかくディアナの目指すものは1つ、本物だけです。一生懸命練習してる私たちを見ればわかると思う。堀田さんがリングに上がるか上がらないか、それはアイツが決めることじゃない。私たちが決めることです」


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★京子のコメント


女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  「川崎のとき(試合を)見てたんですよ。つぎ試合だったんであとで何が起こったか聞いたんですけど…。まぁ、伊藤の気持ちもたぶんプロレスラーとしてあんなふうにやられたんで(※堀田が乱入して伊藤vs倉垣戦をぶち壊す)やり返したい、決着つけたいというのはあると思うんですけど、伊藤の言ってることがその通りで。ディアナのルールとしてフリーは上げないと決まってるんで、ちゃんと団体に所属してきちんと練習して、もう1回出直してこい! っていうふうに言いたいんでね。そこんとこはルールを崩したくないんで。“ディアナに入ってやるよ”じゃなくて、伊藤の言葉そのままだと思うんで。ちょっとこの先どうなるかわからないですけども会社で話し合って…。でも今日やられたことは、2回目なんでね。しかも予告して入ってきてるって、ナメたことしてくれんじゃねぇかと。ちょっとビックリしたんで。伊藤vs堀田選手、個人的にはおもしろいと思うんですよ。基本的には来る者は拒まずなんですが、ディアナが1年迎えてこれからやっていくというところで、ちょい頭が混乱してます。いま堀田さんがウチに入るべきなのか、どうするべきなのか…。どんどんやっていってもいいかもしれませんね。考えてみます」


 ━━あの3人と同じ団体でやっていくという想像はつく?
 「今のことなんで、まったく想像もつきませんね。どうなんでしょう…?(昔は全女で一緒だったが)だいぶ堀田さんとも離れてるので…」


★堀田&奥田&沙耶のコメント


女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  堀田「言った通りタイミング的にはここしかないかなと。ああいう形になって…奥田も黒木(=沙耶)もついてくるって言ったので。一緒に暴走した以上はね、覚悟を持ってもらいたいという気持ちで。何でもありでいいんじゃないの? 川崎の決着もついてなかったし、ディアナっていう京子がいつも言ってる本物のプロレスを川崎で感じて、それがまだ終わってなかったので、中途半端に終わらせたら私の中でも納得いかなかったのでね。今日が1番いいタイミングかなと」


 沙耶「堀田さんについていくって言ったからには堀田さんの考えに従っていきたいですし、これからどんどん暴走していくということであれば自分も追随して暴走していって、いろんなところをメチャクチャにしてやろうと思います」


 奥田「自分も一緒です。レイナ継続参戦させて頂いてるときからもう、自分は堀田さんが大好きで大尊敬してて、堀田さんの暴走ぶりにはもうホントに…。小学校の頃から自分はプロレス見てたんで、全日本女子プロレスも見てたし堀田さんのことも見てたんで、すごい憧れだったんで一緒に暴走できるっていうのはすごい嬉しいことですし、堀田さんについていくってレイナに上がってるときからもう決めてたんで」


女子プロレス専門誌『RINGSTARS』  ━━ディアナに入団してもいいと発言したが。
 堀田「だってそれ(団体所属)がなかったら出れないんでしょ? そういう決まりがあるって聞いたんで。入団でも私には何も関係ないし、別に私が暴走できれば…暴れられればそれでいいなということなので、それはどういうふうに京子が決めるのかわからないけど、自分の中で暴走…走り出してしまったので止めることはできない」


 ━━奥田と沙耶について。
 堀田「2人には私のお荷物になってほしくないし、もしそうなったときは私は2人がついてきたとしても、すぐに切ってしまう。“なに、あの2人?”って思う人、多いと思う。ダメな2人が這い上がるっていうところを…もう這い上がるしかないんだから。やるしかないんだから。それをしっかり教えていきたいなと」


 ━━ディアナへの入団発言もあったが。
 堀田「やるのかやんないのか、どっちなんだよ? って。やらないってなったときは、そこで終わりだなと。ここまでだなと。井上京子も伊藤薫も全女の魂を強く持ってると思うので、なんでもかかってこいよという気持ちが私はあるんじゃないかと思うし。“無理です”と言ったら、まぁそれまでじゃないの?」